まさか、また
こんなタイトルで書かなくてはならないとは思ってもいませんでした。
昨日はギター連盟のギターコンペの全国大会でしたが、本番のステージで指がつってしまうというまさかの事態となりました。順調に弾きはじめたバルカローレ(タンスマン)の中間部に入ったあたりで、セーハした左人差し指が伸び切ったまま戻らなくなりました。それは短時間で戻ったのですが、その後も同じことが再び発生しました。
ですから、音楽がひどく乱れたところが2ヶ所あったと思います。
そして、いちど指がつってしまうと、セーハのたびにビクビクしたり、もう一回起こったら降壇しようかと考えたり、どうにでもなれと居直ったり、どうにか終わりまでたどり着きますようにと願ったり、ともかく集中力というものが皆無の状況にならざるをえませんでした。
なぜこういうことがおこるのか、防止法はあるのか、ということについて、これから冷静に考えたり調べたりしていかなくてはなりませんが、とりあえず今の時点で気づいたところを書いておきます。
◇ これまでの「指つり」の経験から、ふだんあまり練習しないところ、本番直前にがむしゃらに弾いて手に負担をかけるのが良くないものと思っていたが、これだけではないようだ。今回は、本番3時間前くらいからほとんど弾かなかった。たぶん控室にいた他の人達は、なぜ私が練習しないのかと不思議に思ったほどではなかったかと思う。
◇ 家では何時間弾いても指がつったことはない。
◇ 指がつった後は「気をつけて」「おそるおそる」弾くと、指つりが発生しない。ということは、やはり不要な力みが直接の原因か。
◇ コンクールは以下の点でふだんと違う:
・精神状態が高揚しているので脈拍や血圧が高いかも。
・控室では大勢が音を出すので、自分も大きな音で弾かざるをえない。
・荷物をもって長距離を移動するため、全身に疲労がある。
また、もちろん解剖学の専門家でもないので、そもそも「指つり」とは何か、という疑問点もあります。
指の曲げ伸ばしを行なう筋肉は、指には無くて、手のひらにも無くて、たしか手首からひじの間にあります。そこまで冷静に観察する余裕がありませんでしたが、指つりはこの筋肉がつっているのでしょうか。それとも腱鞘炎のように、腱がどこかにつっかえて戻らなくなってしまった状態なのでしょうか。なお、指つりの間はなんの痛みもありません。
ともかく、今後ともいろいろと調べて再発防止を図っていきたいと思います。
♪♪♪
そういう状況であったにもかかわらず、昨日は金賞をいただきました。指つりの部分を評価対象外にしていただいたのでしょうか、まことにありがたいことであります。
演奏後に、小原聖子先生と荘村清志先生がすごくよかったと言って下さいました。何十年も前のことですが、現代ギター誌のコンサートレビューの、当時若手バリバリだった荘村清志先生が弾かれたバルカローレが絶品だったという記事が記憶にあったので、その荘村先生に褒めていただいたのは、とてもうれしかったですねえ。
余談をもうひとつ。
控室には全部門の演奏者が入れるだけの余裕はないとの事前情報を得ていたので、昨日の午後は一時間半ほど近くのカラオケ屋さんで指慣らしをしていました。ここでももちろん弾き過ぎには注意したつもりですが、それはさておき、受付で聞いたところ、私以外にも2,3人のギターを担いだおじさんの来客があった由。みんな考えることは一緒ですね。
それにしても、
銀座は鬼門です。